エレクトロポレーションとイオン導入との違い！それぞれの特徴を徹底解説

エレクトロポレーションとは？エレクトロポレーションは、電気パルスを利用して生物の細胞膜に一時的な「穴」を作り、その「穴」を通して普段は細胞に入ることが困難な物質を導入する技術です。この方法は、医療や研究の場で広く使用されており、特に遺伝子工学で遺伝子を細胞に導入するために利用されています。

この技術が美容に応用されると、化粧品の成分が肌の細胞により深く浸透することを可能にし、その成分の効果を最大限に発揮させる美肌治療です。安全性が高く、皮膚表面や細胞を傷つけることがないので、痛みやダウンタイムがなく、肌質問わず治療が受けられるのが魅力です。

エレクトロポレーションの効果とメリット

イオン導入よりも高い導入効果

通常のイオン導入では浸透しにくい分子量の大きな有効成分も浸透できます。イオン導入の２０倍の浸透率です。お肌の深層部にあたる基底層や真皮層に直接有効成分を浸透させることが可能です。他の美容方法に比べて効果が期待されております。

他の施術とも組み合わせが可能

美容液をお肌の奥まで浸透させることで、他の治療との組み合わせでの相乗効果が期待できます。例えばIPL,レーザーフェイシャル、ケミカルピーリング、フラクショナルレーザーなどとの組み合わせが可能です。また、組み合わせることで効果も高まります。

ダウンタイムや痛みがほとんどない

従来、このような美容成分をお肌の深層部まで届けるためには、注射器を使用する方法が主流でした。しかしこの方法は痛みや肌への傷が問題とされてきました。一方、エレクトロポレーションを用いた美容法は、お肌を傷つけることなく美容成分を奥深くまで導入できるため、特別な資格も必要ありません。また、ダウンタイムがないことも、施術を受ける側にも提供する側にも嬉しいですね。

イオン導入とは？イオン導入は、専用の機器を使って、お肌に微弱な電流を流すことによって行われます。この電流は、陽イオンや陰イオンとして帯電した成分をお肌の表面にある微小な穴や通り道を通じて、お肌の内側に導入するのに使われます。通常、お肌の表面から成分が浸透するのは難しい場合がありますが、イオン導入を使うことで、成分がお肌の内部に届きやすくなります。

イオン導入の効果とメリット

美容成分を効率的に肌の奥まで届けることができる

症状に合わせた有効成分をイオン導入することによりニキビの改善、エラスチンやコラーゲン合成の促進、メラニン色素の抑制や色素沈着の改善、活性酸素（老化の原因）の除去などの効果が期待できます。レーザー治療や光治療、ケミカルピーリングなど、他の施術と組み合わせることで、さらに治療効果を高めることができます。

しかしイオン導入で肌に浸透させられる美容成分は、イオン化できるものに限られています。そのためエレクトロポレーションに比べて、使用できる美容成分が少ないというデメリットもあります。

エレクトロポレーションとイオン導入の違い

まとめエレクトロポレーションとイオン導入の違いについて解説しました。

これらはエステサロンで人気の施術メニューですし、家庭用も出回るほどの人気のある導入方法で、どちらもメリットの大きい施術です。

エステサロンの場合は機能性の高いマシンを使用すれば、お客様の希望するお肌の状態に近づけることができますが、スキルが伴わなければお客様の信頼を得ることはできません。

効果の違いについてもしっかりと学び、お客様に合ったものを提供できるようにしましょう。