エステサロンの開業にあたり必要なもの

エステサロンの開業にあたり必要なもの

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エステサロンを開業する際には、施術に必要な設備や備品をしっかり準備することが重要です。この記事では、サロン運営に欠かせないアイテムをカテゴリごとに紹介していきます。


1. 美容機器とエステ用品エステサロンを開業する際、施術の質を決める重要な要素が「美容機器」と「エステ用品」です。提供するメニューに応じた機器を揃え、お客様に満足してもらえる環境を整えましょう。

主な美容機器

エステサロンで使用する機器は、施術の種類によって異なりますが、以下のようなものが代表的です。

フェイシャル機器

スチーマー(毛穴の汚れを取り除き、肌を柔らかくする)
超音波美顔器(美容成分の浸透を助ける)
イオン導入機(美容成分を肌の奥まで届ける)
LED美顔器(肌のハリやトーンアップを促す)


ボディケア機器

キャビテーション(超音波で脂肪を分解する)
ラジオ波(温熱効果で代謝を促進する)
EMS(電気刺激で筋肉を引き締める)


脱毛機器

光脱毛(IPL・SHRなどの方式がある)
レーザー脱毛(医療機関との提携が必要な場合も)


エステ用品

施術をスムーズに行うためには、消耗品も十分に用意しておく必要があります。

クレンジング・洗顔料
マッサージオイル・クリーム
美容液・パック
コットン・スポンジ
使い捨てグローブ


機器選びのポイント

美容機器は高額なものが多いため、導入前に以下の点をチェックしましょう。特に開業時は、コストを抑えるために中古機器の購入やリース契約も選択肢に入れましょう。

機能と効果サロンのメニューに合ったものを選ぶ
コストとリースの検討購入かリースか、予算に応じて決める
メンテナンスのしやすさアフターサービスや修理対応を確認


2. エステベッドと施術チェアエステサロンでの施術の快適さは、エステベッドや施術チェアの質によって大きく左右されます。お客様がリラックスできる環境を整えるためにも、用途に合ったものを選ぶことが大切です。

エステベッドの種類と選び方

エステベッドは施術の種類に応じて選ぶ必要があります。主に以下の3種類があります。

固定式ベッド安定感があり、マッサージやフェイシャルなどの施術に適している。
電動ベッド高さや角度を調整できるため、お客様に合わせた施術が可能。価格は高め。
折りたたみ式ベッド持ち運びができるため、出張エステやスペースを有効活用したい場合に便利。


選ぶ際のポイント

施術内容に合った仕様か(フェイシャル用・ボディ用・両用タイプなど)
クッション性や肌触りが良いか(お客様が長時間横になっても疲れにくい素材を選ぶ)
耐久性があり、メンテナンスしやすいか(張り替えが可能なものが理想的)


施術チェアの種類と選び方

施術チェアは、ネイルやまつ毛エクステ、フェイシャル施術などで使用されます。

リクライニングチェア角度調整が可能で、お客様が快適に座れる。
回転式チェア施術者がスムーズに動けるため、細かい施術向け。
多機能チェア高さ調節やフットレスト付きのものは、幅広い施術に対応可能。


選ぶ際のポイント

お客様の快適性(長時間座っても疲れにくいクッション性が重要)
施術のしやすさ(リクライニング機能や高さ調整が可能か)
サロンの雰囲気に合うデザインか(インテリアとの調和も考慮する)


エステベッド・施術チェアのメンテナンス

エステベッドやチェアは、直接お客様の肌に触れるため、常に清潔に保つことが重要です。特に、施術ベッドのシート部分は劣化しやすいため、長く使うためにはこまめなメンテナンスが必要です。

使用後はアルコール消毒を行う
定期的にネジの緩みをチェックし、安全性を確保する
レザー製のベッドは、専用クリーナーで拭き取る


3. タオル、リネン、ガウンエステサロンでは、お客様が快適に施術を受けられるように、タオルやリネン、ガウンなどの布製品を適切に用意する必要があります。これらは施術の質を左右するだけでなく、清潔感やサロンの印象にも影響を与えるため、慎重に選びましょう。

タオルの種類と用途

エステサロンでは、さまざまなサイズのタオルを使用します。用途に応じて適切なサイズや素材を選びましょう。

フェイスタオル(約34×80cm)クレンジングやパックの拭き取り用
ミディアムタオル(約40×100cm)首や肩、デコルテ部分のケアに使用
バスタオル(約60×120cm以上)ボディ施術時に使用し、お客様の体を覆う
ホットタオル蒸しタオルとして使用し、血行促進やリラックス効果を高める


タオル選びのポイント

吸水性が高く、肌触りが良いもの(綿100%のタオルがおすすめ)
耐久性があり、洗濯を繰り返してもへたりにくいもの
サロンのイメージに合ったカラーを選ぶ(白は清潔感、ブラウンやベージュは高級感を演出)


リネン(シーツ・カバー類)

施術ベッドの清潔を保つために、リネン類も欠かせません。リネン類は毎回洗濯する必要があるため、速乾性があり、しわになりにくい素材を選ぶのがポイントです。

ベッドシーツ(使い捨てor布製)お客様が直接ベッドに触れないようにする
タオルケット保温用として使用し、お客様のリラックスをサポート
枕カバーフェイシャル施術時の衛生対策として必要


ガウンと施術用ウェア

お客様がリラックスできるよう、施術前後に着替えてもらうガウンやウェアも用意しましょう。

ガウン(前開きor巻きタイプ)施術のしやすさと快適性を考慮
ペーパーブラ・ショーツボディトリートメントや脱毛施術時に使用
スリッパ使い捨てタイプか洗えるタイプを選択


選ぶ際のポイント

お客様が着脱しやすいデザインか
通気性や肌触りの良い素材か(コットンやガーゼ生地など)
施術の妨げにならないシンプルな形状か


タオル・リネン・ガウンの管理方法

清潔なタオルやリネンを常に用意するために、管理方法も重要です。タオルやリネン類は消耗が早いため、定期的に買い替えを行い、常に清潔で心地よい状態を維持することが大切です。

施術ごとに交換し、使用後は速やかに洗濯する
衛生面を考慮し、タオル専用の収納スペースを確保する
タオルウォーマーを活用し、常に温かいタオルを提供できるようにする
ガウンやスリッパは、お客様ごとに洗濯・消毒する


4. サロンの内装と装飾エステサロンの内装や装飾は、お客様にリラックスしてもらうために重要な要素です。施術の技術が優れていても、サロンの雰囲気が落ち着かないと、お客様は満足できません。統一感のあるデザインと快適な空間づくりを心がけましょう。

内装デザインのポイント

エステサロンの内装は、ターゲット層やコンセプトに合わせたデザインを選ぶことが大切です。どのテイストを選ぶ場合でも、清潔感と落ち着きを感じられることが大前提です。

ナチュラルテイストウッドやグリーンを取り入れ、落ち着いた雰囲気に
高級感のあるスタイル白やゴールドを基調にし、エレガントな印象を演出
モダン・シンプルな空間無駄を省き、洗練されたデザインでスタイリッシュに


色の選び方

色の選び方によって、お客様の心理状態に影響を与えます。サロンのコンセプトに合ったカラーを選びましょう。あまり派手な色は避け、視覚的にも心地よいカラーを取り入れるのがポイントです。

白・ベージュ系清潔感と落ち着きを演出(定番のカラー)
ブラウン・アースカラー温かみがあり、リラックス効果が高い
淡いブルーやグリーン爽やかで癒しを感じる空間に
ピンク・ゴールド系女性らしさや高級感を強調


照明の工夫

エステサロンの照明は、強すぎず、柔らかい光が理想です。LEDライトを使用すると、電気代の節約にもなります。

間接照明を活用施術ルームは落ち着いた光でリラックス効果を高める
受付や待合室は明るめに清潔感と安心感を演出
施術スペースは調整可能なライトを設置施術内容に応じて光の強さを変えられると便利


装飾とインテリアのポイント

シンプルな内装でも、適切な装飾を加えることで、サロンの雰囲気がぐっと良くなります。

観葉植物を置くリラックス効果&空気清浄効果あり
アロマディフューザーを活用香りで癒しの空間を演出
アートや写真を飾るシンプルな壁にアクセントを加える
施術メニューやキャンペーン情報を上品に掲示手書きの黒板などもおしゃれ


快適な空間づくりのポイント

サロンの内装や装飾は、お客様が「また来たい」と思うかどうかを左右する重要なポイントです。統一感のあるデザインと、快適な空間づくりを心がけましょう。

施術ルームの防音対策リラックスできるよう、外部の音を遮る工夫を
空調管理を徹底施術中に寒すぎたり暑すぎたりしないように調整
整理整頓を意識施術道具や備品はスッキリ収納し、清潔感を保つ


5. 受付エリアと待合スペース受付エリアと待合スペースは、お客様が最初に目にする場所であり、サロンの第一印象を決める重要な空間です。居心地の良い環境を整え、リラックスして過ごせるように工夫しましょう。

受付エリアのポイント

受付は、サロンの「顔」となる部分です。スムーズな対応ができるように、必要なものを揃え、整理整頓を心がけましょう。また、受付スタッフがいる場合は、丁寧な接客を徹底し、お客様に安心感を与えることが大切です。

カウンターやデスクの設置シンプルで清潔感のあるデザインが理想
予約・会計システムの準備PCやタブレット、レジを設置し、スムーズな対応を
名刺・パンフレットの設置メニューやキャンペーン情報を見やすく配置
清潔感のあるディスプレイ必要なもの以外は置かず、整然とした印象に


待合スペースの工夫

お客様が施術前後にリラックスできるよう、待合スペースも快適な環境を整えましょう。また、待合スペースが狭い場合は、シンプルなデザインの家具を使い、圧迫感を減らす工夫をするとよいでしょう。

快適な椅子やソファを配置長時間座っても疲れにくいものを選ぶ
雑誌やパンフレットを用意美容・健康に関する情報誌などを揃える
ウォーターサーバーやお茶の提供リラックスして待てるように飲み物を用意
アロマやBGMの活用心地よい香りと落ち着いた音楽でリラックス効果を高める


快適な空間づくりのポイント

受付エリアと待合スペースを整えることで、お客様に「また来たい」と思ってもらえるサロンになります。心地よい環境づくりを意識しましょう。

清掃を徹底するホコリや汚れが目立つと、サロン全体の印象が悪くなる
お客様同士の距離を確保するパーソナルスペースを意識してレイアウトを考える
照明を工夫する明るすぎず、落ち着いた光でリラックスできる空間に


6. その他の備品エステサロンを円滑に運営するためには、施術機器やインテリアだけでなく、細かい備品も揃える必要があります。施術のクオリティを保ち、お客様に快適な時間を提供するために、以下のようなアイテムを用意しましょう。

衛生管理用品

エステサロンでは、清潔な環境を維持することが非常に重要です。お客様ごとに器具や設備を消毒し、衛生対策を徹底しましょう。特に消毒液や使い捨て用品は、常に在庫をチェックし、切らさないようにしましょう。

アルコール消毒液施術前後の手指消毒や機器の除菌に使用
使い捨てマスク・グローブ衛生管理を徹底し、感染対策を強化
ペーパーシーツ・使い捨てフェイスカバー施術ベッドを清潔に保つために必須
洗濯機・乾燥機タオルやリネン類を常に清潔な状態にするために必要


施術をスムーズにするアイテム

施術を快適に行うためのサポート用品も重要です。施術の流れがスムーズになると、お客様の満足度も向上します。

ホットタオルウォーマー温かいタオルをすぐに用意できる
ステップ台お客様がベッドに乗りやすいようにするため
ワゴン・収納ボックス施術に必要な道具を整理し、すぐに取り出せるようにする
タイマー施術時間を管理し、適切な時間でサービスを提供


サロン運営に必要な備品

施術以外にも、サロン運営に必要なアイテムがあります。近年では、LINEや専用アプリを活用したオンライン予約システムの導入も増えています。お客様の利便性を考え、サロンに合った管理方法を選びましょう。

レジ・キャッシュレス決済端末スムーズな会計対応を実現
予約管理システム顧客情報をデジタル化し、スケジュール管理を効率化
カルテ・問診票お客様の肌質や施術履歴を記録するために必須
宣伝用のチラシ・カードリピーターを増やすための販促ツール


備品の管理と補充のポイント

細かい備品も充実させることで、施術の質を向上させ、お客様にとって快適なサロン環境を作ることができます。

必要な備品をリスト化し、在庫チェックを定期的に行う
消耗品はまとめ買いして、コストを抑える工夫をする
施術の流れを考え、必要な場所に適切に配置する


7. 集客とリピーター対策エステサロンを成功させるためには、新規のお客様を獲得する集客施策と、継続的に通ってもらうためのリピーター対策が欠かせません。せっかく開業しても、お客様が来なければ経営が成り立ちませんし、一度来店したお客様がリピーターにならなければ安定した収益を得ることは難しくなります。
ここでは、効果的な集客方法とリピーターを増やすためのポイントを紹介します。

新規集客の方法

サロンを知ってもらうために、まずは効果的な宣伝を行いましょう。特にターゲット層に合った宣伝方法を選ぶことが大切です。例えば、若い女性がターゲットならSNS、主婦層なら口コミや紹介制度が効果的です。

SNSを活用する

InstagramやTikTokで施術風景やビフォーアフターの写真を投稿
お得なキャンペーン情報を定期的に発信
ハッシュタグ(#エステサロン #フェイシャル #ダイエット など)を活用


Googleマップやポータルサイトに登録する

Googleビジネスプロフィールを作成し、口コミを集める
「ホットペッパービューティー」や「EPARK」などのエステ予約サイトに掲載


チラシやクーポンを配布する

近隣の美容院やカフェと提携し、店内にチラシを設置
初回限定割引クーポンを作成し、興味を持ってもらう


紹介制度を導入する

既存のお客様が友人を紹介すると、割引や特典が受けられる制度を作る
「紹介した人も、された人も10%OFF」などのキャンペーンを実施


リピーターを増やすための工夫

リピーターを増やすには、「このサロンは特別」と感じてもらうことが重要です。お客様一人ひとりに寄り添ったサービスを提供し、「また来たい」と思ってもらえるよう工夫しましょう。以下のような施策が有効です。

会員制度やポイントカードを導入

施術ごとにポイントが貯まり、一定数で割引や特典が受けられる仕組みを作る
LINE公式アカウントでデジタルポイントカードを発行すると管理が簡単


定期的なフォローアップを行う

施術後にLINEやメールで「お肌の調子はいかがですか?」とメッセージを送る
季節の変わり目や誕生日に特別クーポンを送る


お客様ごとにパーソナライズしたサービスを提供

前回の施術内容を記録し、次回の来店時に「前回は○○のコースでしたね」と話題にする
お客様の悩みに合わせたアドバイスやホームケアの提案を行う


特別感を演出する

VIP会員制度を作り、一定回数通ったお客様に特別な割引やプレゼントを用意
期間限定のキャンペーンやイベントを開催し、来店のきっかけを作る


まとめエステサロンを開業するには、施術に必要な設備や備品を揃えるだけでなく、お客様が快適に過ごせる環境を整えることが大切です。また、開業後は集客やリピーター対策にも力を入れ、安定した経営を目指しましょう。開業準備をスムーズに進めるために、以下のポイントを押さえておきましょう。

施術機器やエステ用品を慎重に選び、必要なものを揃える
お客様が快適に施術を受けられるベッドやチェアを用意する
タオルやリネンなどの布製品を清潔に保ち、心地よい空間を作る
内装や装飾にこだわり、サロン全体に統一感を持たせる
受付や待合スペースを整え、居心地の良い環境を作る
消耗品や衛生管理用品を十分に用意し、常に清潔な状態を維持する
新規集客とリピーター対策をしっかり行い、安定した経営を目指す

エステサロンは、ただ施術を提供するだけではなく、お客様に「癒し」と「美」を届ける特別な空間です。細かい部分まで気を配り、「また来たい」と思ってもらえるサロンづくりを目指しましょう。

原田 良美監修者の紹介
株式会社ETERNAL BEAUTY GLOBAL
化粧品事業部 サロン特化型コンサルタント 原田 良美(Harada Yoshimi)


現在、エステサロン向けに売上をアップさせるためのサロン特化型コンサルタントして活躍中。美容部員としてまつ毛エクステやネイル、オイルマッサージなど幅広い美容業務に携わっていた経験もあり、その経験を元にお客様の悩みやニーズに寄り添い最適な美容ソリューションを提案。

担当したサロンのほとんどが最低でも売上を20〜40%アップさせるという実力派コンサルタントとしても定評がある。サロンの成長を支えながらビジネスの成功をサポートしてくれていると多くのサロンオーナーからの支持を得ている。また日頃からクリニックやエステサロンに通い、顧客への提供する美容情報に誤りがないよう、最新情報にも積極的に学んでいる。
保有資格:化粧品検定一級

クリニックを超える施術をサロンでも

私たちETERNAL BEAUTY GLOBALは、10年以上ヒト幹細胞コスメ業界を牽引してきたエクソソームのパイオニアです。全国3,000以上のクリニックで使用されている導入液(エクソソーム&神経系幹細胞培養液)(ペップビュー)よりも300%高濃度な導入液(エクソソーム&神経系幹細胞培養液)をサロン様に提供しております。結果的にクリニック以上の効果の出るフェイシャル施術で大繁盛サロンへ導くお手伝いをしております。

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