エステサロンの開業は未経験でも大丈夫!注意事項をまとめました!

エステサロンの開業は未経験でも大丈夫!注意事項をまとめました!

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1. はじめに:エステサロン開業の基本を押さえようエステ業界は、美容や健康に関心のある人々にとって非常に魅力的な分野です。美しさやリラクゼーションを提供する仕事に憧れ、自分のエステサロンを持ちたいと考える方も多いでしょう。しかし、実際に開業しようとすると、「何から始めればいいの?」「未経験でもやっていけるの?」という不安が出てくるものです。

結論から言えば、エステサロンの開業に特別な資格は必要ありません。ただし、成功するためには正しい知識・技術・経営スキルが求められます。未経験からでも開業できるものの、しっかりとした準備が必要なのです。

エステサロン開業の流れを理解しよう

エステサロンを開業するまでの流れを大まかに整理すると、次のようなステップになります。これらのステップを順番にクリアしていくことで、スムーズにエステサロンを開業できます。

  • STEP 1

    コンセプトの決定
    どんなエステサロンにするのか、ターゲット層は誰かを明確にする

  • STEP 2

    資格・スキルの習得
    施術の技術を学び、必要に応じて資格を取得する

  • STEP 3

    資金計画の策定
    開業資金や運転資金を計算し、調達方法を考える

  • STEP 4

    物件選び
    サロンに適した立地や物件の条件を確認する

  • STEP 5

    内装・設備の準備
    施術用ベッドや美容機器、内装デザインを決める

  • STEP 6

    集客・運営準備
    開業後の集客方法、メニュー設定、価格戦略を考える

  • STEP 7

    開業届の提出
    個人事業主または法人として正式に開業手続きを行う


未経験でも成功するためのポイント

未経験からエステサロンを開業する場合、「技術」「経営」「集客」の3つが成功の鍵になります。

技術の習得スクールや講習で基礎を学び、実践経験を積む
経営スキルの習得収支計画やリピーターの獲得方法を学ぶ
集客戦略の確立SNSや口コミを活用し、顧客を増やしていく

また、エステ業界の法律やルールも理解しておく必要があります。医療行為に該当する施術は法律で制限されているため、どこまでがエステサロンで提供できる範囲なのかをしっかり確認しておきましょう。


2. 必要な資格と習得方法エステサロンを開業するにあたって、必ずしも資格は必要ありません。しかし、未経験からのスタートであれば、資格を取得することで技術の証明になり、お客様の信頼を得やすくなります。また、施術の安全性を確保するためにも、専門的な知識を身につけることが重要です。

2-1. 取得しておくと役立つエステ関連資格

エステ業界には数多くの資格がありますが、以下の資格は特に知名度が高く、実務にも活かしやすいものです。

① 日本エステティック協会認定エステティシャン

日本エステティック協会が認定する資格で、エステティシャンとしての基礎知識や技術を証明できます。フェイシャル・ボディケアの基本を学ぶことができ、開業時の信用度向上にも役立ちます。

② CIDESCO(シデスコ)インターナショナルライセンス

CIDESCO(Comité International d'Esthétique et de Cosmétologie)は、世界的に認められたエステティックの資格です。高度な技術や知識を証明できるため、国際的に活躍したい方にはおすすめです。

③ AJESTHE(日本エステティック業協会)認定資格

AJESTHEでは、フェイシャルエステティシャンやボディエステティシャンの認定資格を発行しており、それぞれの専門分野に特化した技術が学べます。

④ 美容ライト脱毛安全講習修了証

エステサロンで光脱毛を提供する場合、「美容ライト脱毛安全講習」を受講し、修了証を取得する必要があります。脱毛メニューを取り入れる予定の方は、必ずこの講習を受けましょう。


2-2. 資格の取得方法

資格を取得するためには、大きく分けて「スクール通学」と「通信講座」の2つの方法があります。

① スクール通学

直接講師から指導を受けられるため、正しい技術をしっかり学べる
実技の練習が充実しており、現場で役立つスキルが身につく
受講料はやや高めだが、短期間で習得できることが多い

② 通信講座

自宅で好きな時間に学べるため、忙しい人におすすめ
費用が比較的安く、手軽に始められる
実技を学ぶ機会が少ないため、別途スクールで補う必要があることも


2-3. 資格なしで開業は可能?

前述のとおり、エステサロンの開業自体には資格は不要ですが、施術の技術や知識を持たずにスタートするのはリスクがあります。未経験の方が開業する場合は、まずスクールで基礎を学ぶ、または既存のエステサロンで実務経験を積むことをおすすめします。
また、肌トラブルなどのリスク管理のためにも、皮膚科学や美容成分の知識をしっかりと身につけておきましょう。


3. 開業資金の計画と資金調達の方法エステサロンを開業するには、ある程度の初期投資が必要です。未経験から開業する場合は特に、どのような費用がかかるのかを把握し、資金計画をしっかり立てることが重要です。
ここでは、エステサロンの開業に必要な費用の内訳や、資金を調達する方法について詳しく解説します。

3-1. エステサロン開業にかかる費用

エステサロンの開業資金は、サロンの規模やコンセプトによって異なりますが、一般的に100万円~500万円が必要とされています。主な費用の内訳は以下のとおりです。

① 物件取得費用(テナント契約費・保証金)

物件の契約には合計で50万~150万円程度かかることが多いため、事前に資金を準備しておきましょう。

家賃立地や広さによるが、月10万~30万円が一般的
保証金・敷金家賃の3~6か月分が必要
礼金・仲介手数料それぞれ家賃1~2か月分

② 内装・設備費用

トータルで50万~200万円程度かかることが多く、特に美容機器を導入する場合は高額になりがちです。

施術ベッド(3万~10万円)
スチーマー、タオルウォーマー(5万~20万円)
美容機器(10万~100万円)
インテリア・家具(10万~50万円)

③ 消耗品・仕入れ費用

施術に必要な化粧品や消耗品は、開業時に最低でも30万~50万円ほどの予算を見ておきましょう。

化粧品・オイル(10万~30万円)
タオル・ガウンなどのリネン類(5万~15万円)
その他備品(5万~10万円)

④ 広告・集客費用

開業後の集客をスムーズにするために、最低でも10万~50万円程度の広告費を確保しておくのが理想です。

ホームページ制作(5万~50万円)
SNS広告・チラシ印刷(5万~20万円)
ホットペッパービューティー掲載費(1万円~10万円/月)

⑤ 運転資金(3~6か月分の生活費・運営費)

開業直後はすぐに利益が出るとは限らないため、3~6か月分の運転資金を準備しておくのが理想です。目安として50万~150万円は確保しておきましょう。

家賃、人件費(スタッフを雇う場合)
仕入れ費用、光熱費、通信費


3-2. 資金調達の方法

エステサロンの開業資金をすべて自己資金で準備するのは難しい場合が多いため、融資や助成金を活用するのも1つの方法です。

① 日本政策金融公庫の創業融資

国の機関である日本政策金融公庫では、新規開業者向けの「新創業融資制度」を提供しています。無担保・無保証人で融資を受けられる可能性があるため、自己資金が少ない場合は検討してみましょう。融資を受けるには、事業計画書の作成が必要です。事業のコンセプトや収支計画をしっかりまとめ、説得力のある計画を提出しましょう。

融資額の目安50万円~1000万円
金利1.0%~3.0%程度

② 地方自治体の助成金・補助金

各都道府県や市町村では、新規開業者向けの助成金や補助金制度を実施していることがあります。例えば、創業支援補助金や小規模事業者持続化補助金などが該当します。申請には審査が必要ですが、採択されれば返済不要の資金を確保できるため、積極的に活用しましょう。

補助額の目安50万円~200万円(自己負担あり)
対象経費広告費、設備費、家賃補助など

③ クラウドファンディング

最近では、クラウドファンディングを活用して開業資金を集めるケースも増えています。「地域密着型のエステサロン」や「特定の美容技術に特化したサロン」など、独自のコンセプトを打ち出せば、共感を得て支援を受けやすくなります。

メリット返済不要の資金が集められる
デメリット目標額に達しないと資金が手に入らない


3-3. 資金計画を立てる際のポイント

開業前にしっかりと資金計画を立て、無理のない範囲で事業をスタートさせることが大切です。

開業後すぐに利益が出るとは限らないので、運転資金も確保する
なるべく自己資金を多く用意し、借入額を減らすことで経営の安定を図る
固定費(家賃・光熱費など)を抑える工夫をする


4. エステサロンの立地選びと物件の条件エステサロンを成功させるためには、どこにサロンを構えるかが非常に重要です。立地によって集客力や経営の安定性が大きく変わるため、慎重に選ぶ必要があります。また、物件選びの際には設備や条件もしっかり確認し、施術をスムーズに提供できる環境を整えることが大切です。
ここでは、エステサロンに適した立地の条件や、物件選びのポイントについて詳しく解説します。

4-1. エステサロンの立地選びのポイント

エステサロンの立地は、ターゲット層やサロンのコンセプトによって適した場所が異なります。以下の要素を考慮しながら、最適な場所を選びましょう。

① 駅チカ or 住宅街? サロンのコンセプトに合った立地を選ぶ

エステサロンの立地には、主に「駅近の商業エリア」と「住宅街・郊外エリア」の2種類があります。それぞれの特徴を理解し、自分のサロンに適した場所を選びましょう。

エリア1駅近の商業エリア(繁華街・ショッピングモールなど)

人通りが多く、新規客を獲得しやすい
会社員や学生など、仕事や学校帰りの利用が見込める
家賃が高めなので、売上が安定するまでの負担が大きい

エリア2住宅街・郊外エリア

リピーターを確保しやすく、安定した経営が可能
家賃が比較的安く、初期費用を抑えやすい
広いスペースを確保しやすいが、新規集客が難しい

② 競合が多すぎないかをチェックする

立地を選ぶ際には、近隣に競合サロンがどれくらいあるかも重要なポイントです。事前Googleマップやホットペッパービューティーで競合の数や評判を調査し、適度なバランスのエリアを選ぶと良いでしょう。

競合が多すぎるエリアでは、新規開業サロンは認知されにくく、価格競争に巻き込まれるリスクが高い
競合が少なすぎるエリアは、需要自体が少なく、集客が難しい可能性がある

③ ターゲット層が多い地域かを確認する

サロンのコンセプトによって、適したターゲット層は異なります。実際にそのエリアにどんな人が多くいるのかをリサーチしてから物件を決めましょう。

20代~30代向けの最新美容サロン若者が多い繁華街やショッピングモール内が適している
40代~50代向けのリラクゼーション系サロン高級住宅街や落ち着いたエリアが向いている
働く女性向けのサロンオフィス街や駅近が集客しやすい


4-2. 物件選びのチェックポイント

立地が決まったら、次は物件選びです。エステサロンに適した物件を探す際には、以下のポイントを確認しましょう。

① 契約形態(テナント or 自宅サロン)

賃貸物件テナント型(店舗を借りる)

しっかりとした店舗型サロンを開業でき、信頼感が高い
家賃・保証金がかかるため、初期費用が高くなる
内装の自由度があるが、改装に制限があることも

既存住居自宅サロン型

初期費用を抑えやすく、リスクが少ない
プライベート感を演出しやすく、リピーターを獲得しやすい
住宅街での営業になるため、新規集客が難しい

② 広さと間取り

エステサロンの運営には、最低でも10~15㎡(約6~9畳)程度のスペースが必要です。広すぎると家賃が高くなり、狭すぎると動きにくくなるため、適切な広さを選ぶことが重要です。また、施術スペース・受付・待合スペース・バックヤードなどのレイアウトを考え、無理なく運営できる間取りを選びましょう。

③ 水回りの設備(給排水設備)

エステサロンでは、水回りの設備が整っているかが非常に重要です。水回りの工事が必要になると追加費用が発生するため、できるだけ最初から給排水設備が整っている物件を選ぶのがおすすめです。

フェイシャル・ボディ施術用の水道設備があるか
お湯が使えるか(温水設備の有無)
トイレや洗面所が清潔で使いやすいか

④ 防音・プライバシー対策

エステサロンではリラックスできる空間が求められるため、以下の点をチェックしましょう。特にマンションの一室を借りる場合は、隣室との距離や遮音性を確認しておくことが大切です。

施術中の音漏れが少ないか(防音対策がされているか)
プライバシーを確保できるレイアウトになっているか
施術室と待合スペースの間に適切な仕切りがあるか


4-3. 物件契約時の注意点

物件を契約する際には、契約内容をしっかり確認することが重要です。

エステサロンとして使用可能か(用途制限の確認)
内装工事や看板の設置が可能か
退去時の原状回復義務の範囲

特に賃貸物件の場合、エステサロンとしての営業が禁止されていることもあるため、契約前に必ず確認しましょう。


5. 内装と設備のポイントエステサロンの内装は、お客様の満足度やリピート率に大きく影響します。サロンの雰囲気が良いと、「また来たい」と思ってもらいやすくなり、リピーターの獲得につながります。さらに、施術をスムーズに行うためには、適切な設備や機器を整えることも重要です。
ここでは、エステサロンの内装デザインのポイントや、必要な設備・備品の選び方について詳しく解説します。

5-1. エステサロンの内装デザインのポイント

エステサロンの内装は、ただおしゃれにするだけではなく、リラックスできる空間を作ることが重要です。以下のポイントを意識して、魅力的なサロンを作りましょう。

① カラーコーディネートを統一する

サロンの印象を左右するのがカラー選びです。色によってお客様の心理に与える影響が異なるため、コンセプトに合わせて選びましょう。特にエステサロンでは、落ち着いた色合いを選ぶことで、お客様がリラックスしやすい環境を作ることができます。

ナチュラル系(ベージュ・ブラウン・グリーン)落ち着いた雰囲気でリラックス効果が高い
ホワイト系清潔感があり、シンプルで上品な印象を与える
パステル系(ピンク・ラベンダー・ブルー)可愛らしく、女性らしいイメージにぴったり

② 照明は暖色系で柔らかく

強い白色の照明は、リラックス効果を妨げるため、できるだけ暖色系の柔らかい光を採用しましょう。サロンの雰囲気に合った照明を選ぶことで、より居心地の良い空間を作れます。

間接照明を取り入れる壁や床を照らすことで、柔らかい雰囲気を演出
施術ベッドの周りは程よい明るさに施術に支障がない程度に調整

③ プライバシーを確保する工夫

エステサロンでは、お客様が安心して施術を受けられるよう、プライバシーの配慮が必要です。プライバシーが守られているサロンは、お客様がリラックスしやすく、安心して通いやすくなります。

個室を設ける可能であれば個室を用意し、周囲の視線を遮る
パーティションやカーテンを活用スペースが限られている場合は仕切りを設置
防音対策を行う施術中の会話や音楽が外に漏れないよう配慮


5-2. エステサロンに必要な設備・備品

エステサロンの運営には、施術内容に応じた適切な設備や備品が必要になります。以下に、最低限そろえておきたい基本的な設備をまとめました。

① 施術ベッド

施術の快適さを左右する重要な設備です。価格帯は3万~10万円ほどで、長く使える高品質なものを選ぶのがおすすめです。

高さ調整が可能なもの施術しやすく、施術者の負担を軽減
リクライニング機能付きフェイシャル・ボディ施術どちらにも対応できる
クッション性が高いものお客様が長時間横になっても疲れにくい

② タオルウォーマー・ホットキャビ

エステでは温めたタオルを使用する場面が多いため、タオルウォーマー(ホットキャビ)は必須アイテムです。価格は5,000円~2万円 程度が一般的です。

小型(10L)~大型(30L) までサイズがあるので、施術内容に応じて選ぶ
UV除菌機能付き のものを選ぶと衛生管理がしやすい

③ 美容機器(フェイシャル・ボディ用)

サロンのメニューによっては、専用の美容機器が必要になります。導入する機器はコンセプトに合わせて選び、無駄な設備投資を避けるようにしましょう。

スチーマーフェイシャルケアに使用(5,000円~3万円)
超音波美顔器・EMSリフトアップや小顔効果に(2万円~10万円)
キャビテーション・ラジオ波痩身メニューに(10万円~50万円)

④ ミラー・ワゴン・収納家具

施術の際に使うアイテムをスムーズに取り出せるよう、ワゴンや収納家具も準備しておきましょう。特に小規模サロンの場合、収納スペースを工夫してスッキリとした印象を保つことが大切です。

ワゴン(移動式)施術中に必要なアイテムをすぐに取り出せる
ミラー(お客様用)施術後の確認用に設置
収納棚タオルや化粧品を整理整頓するために必須

⑤ アロマディフューザー・BGM設備

エステサロンでは、香りや音楽でリラックスできる空間を演出することも重要です。香りや音楽が心地よいと、お客様の満足度もアップし、リピート率が高まります。

アロマディフューザーラベンダーやシトラス系の香りが人気
スピーカー(Bluetooth対応)ゆったりしたヒーリングミュージックを流す


5-3. 内装や設備を整える際の注意点

最初から過剰な設備投資をしない必要最低限のものをそろえ、売上が安定してから追加購入する
清潔感を重視する店内が清潔であることは、お客様に安心感を与える重要な要素
施術者の動線を考慮する施術中にスムーズに動けるレイアウトにする


6. 運営のコツと顧客管理エステサロンを成功させるには、技術力だけでなく、運営のコツや顧客管理の工夫が不可欠です。どれだけ施術が上手でも、経営が上手くいかなければ長く続けることは難しくなります。
ここでは、効率的なサロン運営の方法や、リピーターを増やすための顧客管理のポイントを詳しく解説します。

6-1. エステサロン運営の基本

エステサロンの運営をスムーズにするために、次の3つのポイントを押さえておきましょう。

① 予約管理を徹底する

サロンの運営では、予約の管理をしっかり行うことが重要です。予約のダブルブッキングや無駄な空き時間が発生すると、売上にも影響が出てしまいます。

予約システムを導入する無料または低コストのオンライン予約システムを活用(例:Googleカレンダー、ホットペッパービューティーの予約機能など)
キャンセルポリシーを設定する無断キャンセル防止のため、前日・当日キャンセルのルールを決めておく
リマインド連絡をする予約前日にメールやLINEで確認メッセージを送る

② 価格設定を工夫する

価格設定は、お客様にとって「通いやすい」と感じるかどうかに影響するため、慎重に決めましょう。

単価設定は競合と比較する近隣のエステサロンの料金をリサーチし、適正価格を設定
お試し価格を設定する新規客向けに「初回限定〇〇%OFF」などの特典を用意
回数券や会員プランを用意するまとめて購入することで、お客様の継続利用を促す

③ 集客方法を確立する

エステサロンの集客は、開業直後が最も大変な時期です。以下の方法を組み合わせて、お客様を増やしましょう。

SNSを活用するInstagramやLINE公式アカウントで、施術のビフォーアフターやお得な情報を発信
Googleマップに登録する「エステサロン 〇〇市」などで検索したときに表示されるようにする
口コミを増やす施術後にお客様に「口コミを書いてもらえると嬉しいです」と声かけする


6-2. 顧客管理のポイント

エステサロンの成功には、リピーターを増やすことが不可欠です。新規のお客様を増やしつつ、継続して来店してもらうための顧客管理のポイントを紹介します。

① カルテを作成し、パーソナルな対応をする

お客様ごとにカルテを作成し、施術の内容や肌・体の状態、好みを記録することで、次回以降の施術がスムーズになります。カルテがあることで、お客様に「覚えてくれている」と感じてもらえ、特別感が生まれるため、リピーターの増加につながります。

名前・年齢・来店履歴 を記録
肌質・悩み・施術内容 をメモ
会話の内容(趣味・好きな話題など)を記録し、次回の接客に活かす

② 定期的なフォローをする(LINE・メール活用)

お客様に定期的に連絡をすることで、再来店を促しましょう。LINE公式アカウントやメールを活用することで、手間をかけずに効果的なフォローができます。

施術後のお礼メッセージを送る「本日はご来店ありがとうございました!またのご来店をお待ちしております。」
キャンペーン情報を送る「今月限定のお得なフェイシャルコースのお知らせです!」
誕生日や記念日の特典を提供する「お誕生日月の方限定で、施術料金20%OFF!」

③ 顧客満足度を高める(サービスの質を向上)

お客様が「また来たい」と思うサロンにするためには、施術の技術だけでなく、接客や空間づくりも大切です。「このサロンに来るとリラックスできる」と思ってもらえれば、自然とリピート率が上がります。

笑顔で丁寧な対応をする「また会いたい」と思ってもらえる接客を心がける
清潔感を保つ店内の清掃を徹底し、清潔な環境を維持する
お客様の悩みに寄り添う一人ひとりに合ったアドバイスを提供し、信頼関係を築く


6-3. 運営を安定させるための工夫

売上目標を設定し、経営の見通しを立てる毎月の売上・経費を把握し、利益を確保できるようにする
コストを抑える工夫をする必要な設備や備品の購入を計画的に行う
新しいメニューを定期的に導入する季節ごとのキャンペーンや限定メニューを用意し、お客様を飽きさせない


7. まとめ:成功への道筋と今後の展望ここまで、未経験からエステサロンを開業するための基本知識や注意点を詳しく解説してきました。エステサロンを成功させるためには、技術力だけでなく、経営や集客の知識も重要です。
最後に、成功するためのポイントを再確認し、今後の展望について考えていきましょう。

エステサロン開業成功のためのポイント

未経験からエステサロンを開業し、長く経営を続けていくために、特に大切なポイントを振り返ります。

明確なコンセプトを決める「どんなエステサロンにするのか」「ターゲットは誰か」を明確にし、差別化を図る。
必要な資格や技術を習得するエステの施術技術はもちろん、接客スキルやリスク管理の知識も身につける。
資金計画をしっかり立てる開業資金だけでなく、運転資金(3~6か月分)も確保 し、安定した経営を目指す。
適切な立地と物件を選ぶサロンのコンセプトやターゲット層に合った立地を選び、集客しやすい環境を整える。
内装や設備にこだわるお客様がリラックスできる空間を作り、清潔感を大切にする。
集客戦略を練り、リピーターを増やすSNSや口コミを活用し、顧客との関係を大切にすることでリピート率を高める。
顧客管理を徹底し、信頼関係を築くカルテの作成や定期的なフォローを行い、お客様一人ひとりに合わせたサービスを提供する。


エステサロンの今後の展望

開業後の経営が軌道に乗ってきたら、さらに売上を伸ばし、発展させる方法を考えていきましょう。

① 新しいメニューの導入

お客様が飽きないように、定期的に新しい施術メニューを追加するのも有効です。新メニューを導入することで、既存のお客様の単価アップや、新規顧客の獲得につながります。

② スタッフの雇用や規模拡大

売上が安定してきたら、スタッフを増やして施術可能な枠を広げるのも一つの方法です。人手を増やすことで、売上の拡大とサービスの向上が期待できます。

③ オンライン講座や商品販売で収益を増やす

近年、エステサロンの経営者がオンライン講座や美容商品の販売を取り入れるケースも増えています。店舗運営以外の収益源を作ることで、安定した経営を実現できます。


エステサロン開業は未経験でも成功できる!

エステサロンの開業は、未経験でも正しい準備と努力をすれば十分に成功できるビジネスです。

技術・資格を習得し、信頼を得る
資金計画・経営の知識をしっかり身につける
効果的な集客・顧客管理を実践し、リピーターを増やす

これらのポイントを意識しながら、計画的に準備を進めていけば、理想のサロンを開業し、長く愛されるお店を作ることができます。
「自分のエステサロンを持ちたい!」という夢を叶えるために、一歩ずつ着実に進んでいきましょう。

原田 良美監修者の紹介
株式会社ETERNAL BEAUTY GLOBAL
化粧品事業部 サロン特化型コンサルタント 原田 良美(Harada Yoshimi)


現在、エステサロン向けに売上をアップさせるためのサロン特化型コンサルタントして活躍中。美容部員としてまつ毛エクステやネイル、オイルマッサージなど幅広い美容業務に携わっていた経験もあり、その経験を元にお客様の悩みやニーズに寄り添い最適な美容ソリューションを提案。

担当したサロンのほとんどが最低でも売上を20〜40%アップさせるという実力派コンサルタントとしても定評がある。サロンの成長を支えながらビジネスの成功をサポートしてくれていると多くのサロンオーナーからの支持を得ている。また日頃からクリニックやエステサロンに通い、顧客への提供する美容情報に誤りがないよう、最新情報にも積極的に学んでいる。
保有資格:化粧品検定一級

クリニックを超える施術をサロンでも

私たちETERNAL BEAUTY GLOBALは、10年以上ヒト幹細胞コスメ業界を牽引してきたエクソソームのパイオニアです。全国3,000以上のクリニックで使用されている導入液(エクソソーム&神経系幹細胞培養液)(ペップビュー)よりも300%高濃度な導入液(エクソソーム&神経系幹細胞培養液)をサロン様に提供しております。結果的にクリニック以上の効果の出るフェイシャル施術で大繁盛サロンへ導くお手伝いをしております。

  • 神経系幹細胞培養液、エクソソームの導入液をサロンで仕入れたいと思っている
  • 美容クリニック以上の施術(美容機器エステ)でリピート率を劇的に上げたい
  • エクソソームが実際は入っていない製品が多いというニュースが流れ、今の薬液は大丈夫か不安がある

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